先日、母から店に電話が。

 

帰りに親戚の家に寄って、イノシシの燻製貰ってきて。

 

 

少し前に、その親戚の敷地内の罠にイノシシが数頭掛かった。

と、聞いたけれど、その肉なのかしら？

 

ここ数年、イノシシに畑の農作物が荒らされることが増えていると聞きます。

 

店主の家も例外ではなく、

夏は庭でイノシシの足音が、

バキバキと聞こえ、そのうち、

ブーブーギューギューキューキュー

と鳴くので、

家の中に突撃されたら大変！

と急いで窓を閉めることもしばしば。

 

夜中に

ガツーン！カツーン！

と何かが何かに体当たりしてるなー。

という音が聞こえていた日。

朝、庭の畑を見ると、

畑を囲った柵が倒され、

母が育てた収穫間近の里芋が掘り返されていました。

全部、きれいに食べていった様子。

 

最近でも、庭の土を掘り返してくれ、側溝が埋まる事、度々。

土の中のミミズを探して食べているらしいです。

 

仕事帰りには、かなりの頻度でイノシシと出会いますので、

事故が起きないように、ゆっくりと運転して帰ります。

街灯のない真っ暗闇の中。

車に守られているから、

イノシシの家族に出会っても、

 

ちょっと、どいておくれよ。

 

とか、

 

もう！次から次へと飛び出して来て！

知ってる？！ぶつかったら痛いんだよ？！

 

ぐらいの気持ちでいられますが、

身一つだったら、怖くて無理。

 

真っ暗な道のない森の中に消えていく

彼らの後ろ姿を、

 

野生動物ってすごいなぁ〜。

敵わないな〜。

 

と、思いながら見送ります。

 

でも、昔の人は、

守ってくれる車も家もなく、

そんな中で獣たちと共存していたんだよね。

それも、すごいなぁ。

 

無力な自分を守ってくれる文明に感謝しながら、

 

スパイスが効いて、

美味しく燻製された少し硬いお肉を、

良く噛んで、大切にいただいています。