小学生の甥が
友達とのかかわりの中で、どうしても許せないことがあり、子供だけでは解決できそうもない。
コトを大きくして根本的に解決するために、学校の先生や親を巻き込もうかと考えている。
と話していると聞きました。
甥っこよ、頑張れ!と思った私。
そのことを友人に話すと
「宮子ちゃん。それは川本家の血だね・・・。」
と言われました。
私がまだケアマネージャーとして働いている頃。
私が所属していたのは平社員4人の弱小部署で、守ってくれる上司はいませんでした。
いつも他の3人と
「ふきっさらしの荒れ地にいるようだね。」
と話していました。
そんな時に出席した会議で他部署の方から、悲しくなるような思いがけないことを言われました。
自分たちにも非があったので、仕方がなかったのですが、
驚いてしまって、なんとかその場を切り抜けるのがやっと。
現場にいた管理職の方には
「ごめんね。このことは飲み込んで・・・。」
と言われました。
会議終了後、次第にやるせなさが募り、
もう皆で仕事をやめようか・・・。
など、グズグズと話していたけれど、そんなことはできるはずもなく、
グズグズと帰宅し、グズグズと自宅で過ごし、翌日グズグズと出勤。
そして、グズグズと仕事を開始したのですが・・・。
うお~ッ!
飲み込めるかっつうの!こんなんじゃ、仕事ができない!
悪いけど、コトを大きくさせてもらう!上の人を巻き込むよ!
と私が動いたせいでコトが大きくなってしまいました。
週末、両親の住む家に帰り、
一連の出来事と
「週明けに話し合いなんだよ~。」
と母親に話しをしました。
もう少し大人になれ、とか、お前が悪い、とか言ってくるのかな、と思っていたのに、
母が私に言った一言は
「アンタ!負けるぢゃないよ!」
自分の親だけど・・・この人、凄いな・・・。
ちょっと、尊敬したけれど、
この人の血が半分は入ってるんだな、私に。
と思うと、複雑な気分でした。
その後、話し合いの場をもち、無事、一件落着したのですがね。
甥のことを話した友達は、当時一緒に弱小部署に所属していたので、そのことを思い出したのでしょう。
結局、甥は小学生とは思えない冷静な分析と大きな心で、コトを大きくせずに乗り切ったと聞きました。
ちょっと残念・・・ではなく、ほっと一安心です。