今日、お客様に葡萄をいただきました。
雨にあたると病気になるので温室の中で育てているけど、
放ったらかしで無農薬無肥料だよ。
とのこと。
そのお客様が脱衣所で準備をしている隙に早速一粒食べてみたのですが、
あま~~~い!!!
辛いほど甘い。干しブドウみたいになっている粒もあるけれど、それも食べられるし、凄く甘い。
と、聞いていた通り、凄く濃くて甘い。
人の手が入らなくてもこんなに甘くなるの?と不思議に思ってしまったのですが、
たくさんの動物に食べてもらうために甘くなる。
たくさんの動物が食べれば、種を運んでもらえるからいろいろなところに子孫を残すことができる。
そのために甘くなる。
と聞けば納得。
こんな基本的なこともわからなくなっていた自分に、ちょっと溜息がでました。
酵素室から待合室カウンターに戻る度に、
一粒手に取ってはプチッと食べて一人幸せを感じていましたが、
店主が食べて種をごみ箱に捨ててしまったら、
せっかく甘くなったのにこのブドウが子孫を残せる可能性ゼロになってしまう!
と気付いて店にある全部の窓から外に向かって、プーッと種を飛ばしてみました。
種の運び屋として、少しはお役に立てたなら嬉しいです。